リシーハット農園
丁寧な茶づくりに定評
リシーハットとは、ベンガル語で「おだやかで平和な場所」という意味です。その名のとおり、非常にまるみのあるしっとりとした味わいの紅茶を生みだしている農園です。
リシーハット農園は、ダージリン・イーストバレーの標高980~2050mに位置している農園で、東西南北すべての方向に向かって、茶畑がまんべんなく広がっています。なかでも、東向きの茶畑は日照時間が長く、ほかよりも早くクオリティーシーズンのお茶がとれます。衛生管理もゆきとどいていて、茶作りの工程においても、丁寧な仕事ぶりが高く評価されています。
2010年からは、オーガニック農法を採用しています。茶葉は、ダージリン特有の繊細な香りと、さわやかでシャープな香りを併せ持つといわれています。
カレジバレー農園
年月がたつほどによさがわかるお茶
カレジバレーとは、「オウムの谷」という意味です。茶畑の中をダージリンの象徴ともいえるトイ・トレインが走ります。茶園は、ダージリンのイーストバレー標高1065~1970mに位置しています。栽培面積は、約250?、年間生産量は11tにも及ぶ大きな農園です。
カレジバレー農園の茶葉の特徴は、力強さがあり、香ばしく生き生きとしていること。これは、この土地に合った茶葉の作り方をしていることと、ハイファイヤリングと呼ばれる、最後のドライを入念に行っているためと考えられています。
よい保存状態であれば、年月がたつほどに熟成されていくお茶もあります。
セリンボン農園
世界的に有名なオーガニック農園
1866年に創設された歴史のある農園ですが、1995年からバイオ・オーガニック農法、1997年からはバイオ・ダイナミック農法を取り入れています。紅茶の品質はもちろんですが、有機栽培を実践するエステイトとして、世界的に知られる存在です。
農園は、標高1600~2000mの険しい山の斜面にあり、肥料や水などの必要なものはすべて農園内で調達されています。自然環境を守りながら、絶え間ない、厳しい管理を行っていることによりもたらされる紅茶の品質は高く、オークションで最高値を記録したこともあります。
自然に優しいお茶は、香りも味わいも、優しく包み込むようなまろやかさがあると評価されています。後味が良く、冷めても渋くなりにくいお茶です。