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【ダージリンの茶園】マーガレットホープ農園・サングマ農園・フグリ農園

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マーガレットホープ農園

名前にまつわる悲しい伝説

標高は、1000~1970m、ダージリンのほぼ中央に位置します。マーガレットホープとは、「マーガレットの希望」という意味で、高貴なお茶を生みだしている農園です。特に、近年、バランスのとれた高品質のお茶が生産され、ますます人気が高まっています。

1930年代のこと、この茶園のオーナーにはマーガレットという名前の娘がいました。結婚のためにイギリスにもどることになったマーガレットは、この茶園から離れることをとても悲しんだといいます。やがて彼女は、イギリスにもどる旅の途中、病気になり亡くなってしまいました。

茶園のオーナーはとても悲しみ、マーガレットの「いつかこの茶園に戻ってきたい」という願いを茶園の名前に託しました。優雅な名前の裏に、悲しい歴史がある茶園です。

サングマ農園

透明感のある紅茶が魅力の農園

数あるダージリンの農園の中でも、トップランクの茶葉を生産する農園です。

標高1420~2360mに位置するラボン渓谷にあります。約3万ヘクタールに及ぶ広大な農園で、20t近い生産量をほこります。この土地はかつて、サンガマルと呼ばれる交通の要地で、市が立った場所です。

石ころだらけの道路の中、この農園に続く道路はよく整備されており、人々のかつての往来をほうふつとさせます。サングマの向こう峰には、セリンボン、チャーモン、シーヨクといった名園が見渡せ、紅茶の楽園が広がる一帯です。

サングマ農園の紅茶には、オカイティ農園同様個性的なものがあります。

フグリ農園

すぐれた品種改良で名をはせる農園

ネパールとの国境に近い場所にあるフグリ農園は、標高1070~1830mの高地にあります。

茶園は東を向いた急斜面に広がっていて、水はけもよく、水も豊富です。絶えず、土地に十分な水があるので、濃い霧が発生します。そして、この霧こそが、おいしい紅茶をつくる手助けをしてくれるのです。

フグリ農園のお茶は、すぐれた品種改良が行われていることでも知られています。「クロ―ナル」と表記されているのは、優良な茶樹を選んで挿し木した茶樹からとれた茶葉であるという意味です。

地図 ダージリン

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