ピュアな美しさをもつ紅茶
シッキムは、元ネパール領、現在はインド自治国というちょっと複雑な政治背景をもっています。
お茶の産地として名をはせるようになったのは、インドに併合された1975年ごろからのことなので、比較的新しいお茶の産地であるといえます。
ダージリンのすぐ北に位置するシッキムは、気候的な条件もダージリンによく似ているため、良質な茶葉を生みだすエリアとして知られるようになってきました。
シッキムの茶樹は、ダージリンから譲り受けたものなので、味も香りもダージリンによく似ています。
テミ農園は、州政府の管理する茶園です。大型の農園は、シッキムではこのテミ農園しかありません。
オーガニック・エステイトであり、一般の農園でも農薬がほとんど使用されていません。
高峰カンチェンジェンガを望む高地には、霧が発生し、紅茶に清らかな透明感を与えるのに一役買っています。