紅茶占い?TASSEOGRAPHY(タッセオグラフィ)とは
カップの中に残った茶葉が、どのように見えるかによって占うのが紅茶占いです。
なんだ、ロールシャッハテストじゃん、といってしまうと元も子もないのですが、残った茶葉が描く文字や動物の形などが、カップのどの位置に描かれているのかによって占います。アフタヌーンティーの文化が花開いたヴィクトリア朝のイギリスで、これが女性たちの間で大流行。どのように読み解けばいいのかといったマニュアル本も人気となり、家庭でも楽しまれました。
特に、ロマ族といわれる中東ヨーロッパを移動するジプシーの中には、これを行う占い師がおり、人気があったのだそうです。占いの解釈や方法は、地域ごとに差があり、年齢(年代)などによっても異なります。
まあ、当たるも八卦当たらぬも八卦、いわしの頭も信心といったところでしょうか。
紅茶占いがブームになると、フォーチューンカップという専用のカップが、商品化されるようになりました。この紅茶占いは、現在でも健在です。もちろんカップやマニュアルもあり、専門の占い師もいるのだそうですよ。
ちなみに「ハリーポッター」シリーズの「アズカバンの囚人」にも、この紅茶占いのシーンが描かれていましたので、どんなものか映画をみればうかがい知ることができるでしょう。
ちなみに、ブロークンタイプの茶葉でもフルリーフタイプでもどちらでもよいそうです。
紅茶占いのしかた
1.まずお茶をいれる。
カップは内側が白い色のものまたは、淡い色のものを選びます。
お茶の種類は、基本的に関係ないようです。紅茶はもちろん、緑茶やウーロン茶でも、ハーブティーでもOK。中東などではコーヒーで行うそうです。
気にしないなら、ティーバッグのお茶も袋を破いて中を取り出せばいいので、やろうと思えばいつでもできそうです。
2.心をおちつける
お湯をそそいで、おいしいお茶をいれましょう。
蒸らす時間は、それぞれのお茶に応じて。
この間、心を静めることが重要なポイント。
おしゃべりしたり音楽を聴いたりするのではなく、瞑想をしてください。
座禅をしているように、心を無にする……のが重要なんだそうです。
静かにリラックスしてください。
3.心静かにお茶をいただく
お茶がほどよく冷めたら、いただきましょう。
このとき、
右利きの人は、左手で、
左利きの人は、右手で、
カップを持ってください。(このあたりがいかにも占いっぽいですね)
ちなみに両効きの人は、カップに近い方の手でカップを持って飲んだら、次に持ちかえて飲んでください。
占いたいことを思い浮かべながら、飲みます。
特に占いたいことがないなら、心静かに飲んでください。
最後まで飲み干さず、少しカップの底にお茶を残しておくようにします。
4.茶葉を読む準備
ティーカップをもって、渦を描くように3回まわします。
次に、静かにティーカップをソーサーの上に伏せます。
カップの底に残った水分が落ちていくまで、少し待ちます。
すぐにひっくり返してはいけません。
カップの中を見てしまいたくなる誘惑を抑えてください。
5.茶葉の読み方
カップを裏返して、茶葉がどんな模様を描いているかを読み取りましょう。
あなたには卵に見えるものが、お友だちにはコガネムシに見えるということもありますが、別にそれでOK。あなたはあなたの見えたように、それをメモしていきます。(早い話ロールシャッハテストなんでは……、というツッコミは無粋なのでやめましょう)
カップのスタートは、ハンドル(把手)がついているときにはそこから、無い場合には、12時の位置から始めて、時計回りに読み取っていきます。
カップの縁に近い部分と、真ん中の部分、カップの底の部分とにわけて分析してください。
けっこう、時間がかかるものみたいですね。
6.主観的に読み取る
茶葉がどのような形に見えるか読み取った時と同様に、それから何を連想するかも主体的に行ってかまいません。つまり、茶葉の形がSに見えたときに、須田さんを連想してもよし、佐藤さんを連想してもよし、ということです。あるいは、スズキの車を連想しても、佐賀県でもOK。
茶葉で描かれたシンボル(図柄)を見て、直感で最初に思いついたことをメモしていきます。
ちなみに、カップの縁に近い部分に描かれたものは、今この瞬間から近い将来を意味しています。真ん中の部分は、2週間以上先のことです。底の部分は結論を意味しているそうです。
シンボルの解釈については、諸説あるようですが、参考までに。
シンボル・チャート(:arrow: Tasseography.com)
さて、どんな結果がでましたか?