Ms.June Catの記事
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【紅茶の歴史】ティー・クリッパーとグレートティーレース
航海条例の廃止 1640年、イギリス国王と議会との対立から起きた清教徒革命。そのおよそ10年後の1651年から複数回にわたって、「航海条例」が出されました。これは、イングランドの貿易は、 ...
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【紅茶の歴史】ヴィクトルア女王の時代
ホガースのジン横丁 この絵、ご覧になったことはありますか?高校の世界史の本などではよく見られるので、見たことはあるなという方もあるかもしれませんね。作品のタイトルは「ジン横丁Gin Lane」、作者は ...
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【紅茶の歴史】「アヘン戦争」再びお茶が世界史を動かす
アヘンと芥子 貿易赤字が深刻化するなかで、イギリスは「銀」の流出を防ぐために、清への輸出品を探しました。そこで、目を付けたのがアヘンです。 アヘン(阿片、鴉片)は、芥子(けし)の実から作られる薬です。 ...
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【紅茶の歴史】茶税とトワイニング社
茶税、ふたたび。 ボストン茶会事件にみるように、少なくとも「お茶」が一つの発端となってアメリカ独立戦争が始まったことは確かです。 さて、ではもう一度イギリス政府のお台所事情についてみておきましょう。 ...
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【紅茶の歴史】茶法からボストン茶会事件、そしてアメリカ独立戦争へ
タウンゼント諸法 さて、当然のことながら重い税負担にあえぐアメリカの人々は、本国のイギリス政府に対して猛反発し、抗議運動を展開していきました。これにより、イギリス政府は「砂糖法」「印紙法」を断念、廃止 ...
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【紅茶の歴史】代表なくして課税なし
ピルグリム・ファーザーズ 18世紀のイギリスのお茶の歴史を語る上で、植民地アメリカの存在を避けて通ることはできません。ここで、少しアメリカの植民地時代のことを述べておきましょう。 1558年、イギリス ...
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【紅茶の歴史】清への銀の流出
明から清へ イギリスは、中国から直接茶を輸入していましたが、18世紀のなかばになると、大きな問題が生じてきます。 少し時代をもどして、17世紀半ば。 1644年、中国ではついに明が滅びま ...
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【紅茶の歴史】「茶税・茶貿易・文化」お茶が世界史を動かす!
2018/9/29 茶貿易
茶税 18世紀初頭、中国から直接お茶を輸入できるようになったイギリスでは、茶葉の輸入量も増加し価格も安定するようになってきました。上流階級の人々の飲み物であったお茶は、次第に中産階級の人 ...
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【紅茶の歴史】ボヒー(武夷)茶と女王さまたち
2018/9/29 イギリス, ウーロン茶, クィーン・アン・スタイル, シノワズリー, 中国
メアリ2世のシノワズリー 名誉革命は、国王夫妻がフランスへ逃れたため無血革命となったことでも有名です。王の亡命後、王位はジェームズⅡ世と先妻の娘であるメアリが継承、1689年メアリⅡ世として即位します ...
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【紅茶の歴史】女王さまのお茶
清教徒革命と王政復古 1640年、イギリスではピューリタン革命(清教徒革命)がおこります。簡単にいえば、王の権限を制限して独裁をやめさせようとした革命といったところでしょうか。これに、カトリック勢力の ...
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【紅茶の歴史】ヨーロッパでの流行
イギリスでの流行はコーヒーハウスから イギリスでのお茶の流行は、17世紀の半ばに入ってからのことです。他のヨーロッパ諸国に少し遅れて、広まります。イギリスでの流行の発端は、当時大ブレイク中のコーヒーハ ...
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【紅茶の歴史】“お茶”がヨーロッパに伝わるまで
シルクロードでは人気なし? 中国では、すでに紀元前の時代からお茶が飲まれていたと考えられています(こちら)。当時の東西交易は、シルクロードを中心に栄えていたことは学校でも習いましたよね。シルクロードが ...
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【紅茶の歴史】 喫茶のはじまり
中国からはじまった喫茶 お茶は、中国南部とその周辺地域が原産といわれています。 ではいつごろから飲まれていたのかというと、明確にはわかっていません。 中国の湖南省長沙には、「馬王堆漢墓(まおうたいかん ...
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“紅茶”のデータ、世界一はどこ?
2018/9/25 紅茶のデータ
“茶”の生産は中国が一番! 表を見てわかるように、茶葉の生産は、中国が第一位です。続くインドと合わせると世界の生産量の6割を占めています。日本の世界ランキングは第10位。日本は、世界でも有数の「茶どこ ...